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歯で噛むことは、唾液の分泌を促す作用をもっています。
唾液は脳の唾液核というところが食べ物を見ることや想像することで刺激され、唾液腺から分泌されます。
唾液は1日におよそ1,5リットル弱も分泌されます。噛めば噛むほど、唾液はたくさん出てきますが、この唾液のなかにアミラーゼという消化酵素が含まれています。
さらに唾液には、カタラーゼという酵素が含まれています。カタラーゼにはSODという酵素とともに、活性酸素の大量発生を抑止する効果があることもわかってきました。
また、唾液に含まれペルオキシダーゼという酵素には、発がん物質の一つと考えられているタンパク質の焼け焦げを分解する働きがあることが解明されています。
このほか、外界から侵入してくる病原性の細菌に対しては、唾液に含まれる免疫グロブリン(タンパク質の一種)やリゾチーム(酵素の一種)などの抗菌性因子がガードしてます。
つまり、噛むことの意義は、胃腸の消化・吸収をサポートすることだけに留まらず、唾液の分泌を促し、さまざまな細菌や毒素、有害物質の侵入を防いでくれる重要な働きをしているのです。